ペットが死んだとき保健所はどうすればいい?|正しい処分方法と知るべき注意点

要点まとめ
- ペットが死んでも 保健所への届出義務はない
- 保健所は遺体の「引き取り処分」は行っているケースが多いが、あくまで一般廃棄物として扱われる
- 手厚く見送りたい場合は、保健所以外に「火葬業者」「ペット霊園」「訪問火葬」という選択肢がある
- ペットの遺体を家庭ゴミとして出すことは 基本的にNG(地域によって扱いが異なる)
- ペットが亡くなったら、まず「安置」「清拭」「保冷」を行う
1. ペットが死んだとき、保健所に連絡は必要?
結論から言うと――
ペットが亡くなっても、保健所への連絡は不要です。
犬・猫・小動物が自宅で亡くなった場合でも、
法律上、飼い主が自治体に届け出る義務はありません。
例外はひとつだけ:
✔「飼い犬を登録している場合」
市区町村の 狂犬病予防法上の登録情報の変更 をする必要があります。
(犬が亡くなったことを市役所・保健所に「死亡届」として提出)
※犬だけが対象で、猫や小動物は不要。
2. 保健所はペットの遺体を引き取ってくれるのか?
多くの自治体では 「動物遺体の引き取り」 を行っています。
しかし、知っておくべき大切な事実があります。
◎ 保健所での扱いは「一般廃棄物」
多くの自治体では、引き取った動物の遺体を
生活ごみと同じ扱い で焼却処分します。
- 個別火葬ではない
- 遺骨は返ってこない
- 合同火葬ですらない自治体もある
という点は、事前に知っておく必要があります。
◎ 「手厚い見送り」「遺骨を返してほしい」という希望がある場合
→ 保健所以外(民間の火葬サービス)を使うべき です。
3. ペットの遺体を「ゴミとして出す」のはどうなの?
自治体によっては、
「小動物(ハムスター・鳥など)は家庭ごみで出せる」
とルール化されているところもあります。
しかし――
❌ 犬・猫などを家庭ごみに出すのは現実的ではなく、推奨されない
倫理的な面でも、衛生面でも、避けるべき行為です。
飼い主の気持ちを考えても、
しっかり弔ってあげる形が望まれます。
4. では、ペットが死んだときどうすればいい?
■ ① まず安置する
亡くなった直後は慌てず、静かに体を整えます。
- 涼しい部屋へ移動
- 清潔なタオルを敷く
- 手足を優しく折り曲げる
- 口や鼻のまわりを清拭
- お腹を保冷剤で冷やす(夏は必須)
■ ② 家族でお別れの準備をする
自宅に小さな祭壇を作り、
花・写真・好きだったおもちゃなどを添えてあげると
気持ちの整理につながります。
■ ③ 火葬の方法を選ぶ
火葬方法は大きく4種類。
●(1)訪問火葬(自宅まで来てくれる)
- 今もっとも増えている方法
- 自宅でお別れ → 専用車で火葬
- 希望の火葬形式が選べる(個別・立会など)
●(2)ペット霊園で火葬
- 施設が整っており安心
- 納骨堂・合同墓地も選べる
●(3)動物病院が紹介する火葬業者
- 初めてでも安心して利用しやすい
●(4)自治体(保健所)が引き取り
- ただし返骨なし、廃棄物扱い
- 「費用は抑えたいが、遺骨が返らなくてもよい」という方向け
5. 保健所に依頼するメリット・デメリット
◎ メリット
- 手続きが簡単
- 費用が抑えられる
◎ デメリット
- 遺骨が返ってこない
- 一般ごみ扱いになる
- 特別な供養はできない
- 最後を丁寧に見送りたい飼い主には向かない
「気持ちの問題を大切にしたい」方には
あまり向いていない方法です。
6. 自治体に死亡届が必要なのは “犬だけ”
犬を飼っている場合、
市区町村の「犬の登録」の死亡届が必要です。
- 役所の窓口
- またはオンライン申請
- 動物病院が代行してくれることもある
※狂犬病予防法による登録情報の更新のため。
猫・小動物は届出不要です。
7. 絶対に避けたいNG行動
❌ 路上や空き地への放置 → 法律違反
❌ 家庭ごみに出す(犬・猫は特に不可)
❌ 夏場に保冷せず放置
❌ 感情のまま保健所にすぐ持ち込む
しっかり向き合って、正しい方法で見送ることが大切です。
まとめ
ペットが死んだとき「保健所に連絡すべき?」と迷う飼い主は多いですが、
重要なのは次のポイントです。
● ペットの死亡は保健所への届出不要
● 引き取りは可能だが、一般廃棄物として扱われる
● 大切に見送りたいなら、民間の火葬サービスが適している
● 犬のみ「死亡届」が必要
● まずは安置・清拭・保冷が最重要
ペットは家族です。
自分たちの気持ちに合った形で、最後を丁寧に見送ってあげましょう。

